600φの銅鍋穴あき修理

修理後の600mmの銅鍋

600φ(直径600mm)銅鍋に穴が空き製造ができなくなったとご連絡をいただき、お菓子を製造することが困難になるため、早急に修理をしてほしいというご要望でした。このぐらいの大きい銅鍋の修理や加工(新たに製作)は東京(関東)の方では対応できる業者様がいないため、弊社に依頼がありました。

早く修理をして製造したいとのことで、穴の空いた部分のみを溶接(ポン付けみたいな感じ)で修理できないか?というご質問をいただきましたが、この方法ですと、またすぐに破損(すぐに修理・時間損失)、異物混入など長い目で見ると短所しかないため、底替えのご提案を致しました。(修理前の銅鍋はヘラ押し鍋と見受けられ、長年使用していたこと銅鍋の底全体が薄くなっていました)

5月のGW前にお問い合わせをいただき、至急修理をしてほしいというご連絡でした。

修理前の銅鍋

穴の空いた大きい銅鍋 穴が空いた銅鍋の底

上の写真はが穴の空いた状態の銅鍋です。鍋底が薄くなって変形して穴が空いたようです。

底替えをした修理後の銅鍋

修理後の銅鍋の底① 修理後の銅鍋の底② 修理後の600φの銅鍋(全体)

底替え修理にて綺麗に仕上げました。元々の銅鍋がヘラ押しで製造されていたものですが、今回の底替えの部分は、一枚の銅板から金槌と木槌で丁寧に手作りで仕上げました。

銅は叩くことで銅が締まり、強くなる特徴がありますので長持ちします。また綺麗に槌目が入ったことにより綺麗な仕上がりになりました。写真ではわかりにくいですが。。。
お客様から焦げ付きもなく、とても綺麗に仕上がったことで喜んでいただきました。

厚めの一枚板の銅板から加工・底替えしたことで、10年・20年先も使用できるように長く使用できるように仕上げました。

株式会社ウイッシュボン様

神奈川県横浜市金沢区福浦1-2-6

横浜で昭和56年創業/洋菓子・和菓子・スイーツ製造のウイッシュボン(WISHBON)
横濱レンガ通りは発売から20年以上経った今も味を進化させ続け、地元横浜の手土産として愛されているロングセラー商品

横浜レンガ通りのWebサイト
https://wishbonshop.com/user_data/lp01

ウイッシュボン様のWebサイト
https://wishbon.co.jp/

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